それにしても but still 2004 9 9
知人から、こんな話を聞いて、驚きました。
昔からあった結婚式場が、セレモニーホールに商売替えをしてしまった。
確かに、世界最速で進む日本の少子高齢化を考えれば、
昔からある従来型の結婚式場を経営しているよりも、
セレモニーホールで、葬式ビジネスの方が儲かるでしょう。
これは、本来ならば、
スピード経営や経営改革と称賛できるでしょうが、単純に喜べません。
「それにしても」という思いで、いっぱいです。
結婚式も葬式も儲かりますが、
同じ儲けるのならば、結婚式で儲けてほしいと思います。
こういうスピード経営をしているならば、倒産することはないでしょうが、
それでも、数十年経てば、葬式ビジネスも先細りすると思います。
杞憂か needless fear? 2004 5 19
5月18日の日本経済新聞には、このような記事があります。
「人形の秀月 民事再生法」
「少子化の影響で、主力の節句人形の販売が落ち込んでいた。」
これからは、「少子化の影響で倒産した」というニュースが増えてくるのでしょうか。
これが、杞憂(取り越し苦労)で終わってほしい。
しかし、人口の推移や出生率の推移を考えれば、
やはり、こういうニュースが増えてくることが予想される。
これは、「根元から枯れていく老木」に似ている。
少子化による、大きな影響が現れるのは、2030年以降と考えられます。
2030年までに、平均寿命に達する人は、特に心配をしなくてもよいでしょう。
問題は、2030年以降にも寿命がある人です。
やはり、少子化対策は、真剣に考えるべきです。
もちろん、「子供を産む、生まない」は、個人の自由です。
基本的には、税制で対応すべきです。